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<ニキズキッチン>は東京、大阪、神奈川、埼玉、千葉に住む外国人の家で習う料理教室です。温かい心のこもった世界各国のホスピタリティをご体験ください。
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ディーリャさんの炊飯器で作るプロフ。完成までの道。

ウズベキスタン料理のディーリャ先生が、プロフの試作をしているというので、近所なのをいいことに試食にうかがわせていただきました。

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中央アジアのウズベキスタンは、主食はパンや麺が基本。そんな小麦粉文化の国で、唯一食べられている米料理がプロフです。米は食べるのに、白いごはんもチャーハンも食べず、食べるのはプロフのみという不思議なことになっているのですが、そのプロフは、親戚や友人が集うホームパーティでは欠かせないし、日常的にも頻繁に食べるというから、さらに不思議。気になって眠れなくなります。でも、その謎は、ディーリャさんも理由をご存じないそうなので、置いときまして・・・。

  

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ご存じない方のために、簡単に説明しますと、プロフは羊肉の炊き込みごはんです。材料は羊肉と玉ねぎとニンジンと米、ほかに塩と油とスパイス。それだけです。家庭によってスパイスには特別なものがあるかもしれませんが、基本的な食材は同じ。とくに野菜は他のものを加えることは絶対にないのだそう。 

 


 

ウズベキスタンでは、深い金属の鍋を使って肉を炒め、そこに米を加えて炊くのが一般的な作り方。ただ、慣れないと火加減が難しく、出来上がった時にごはんに芯が残ってしまったり、べっちゃりしたりと、シンプルな料理ゆえの難しさがあります。 

 

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そこで、ディーリャさんは「日本でもプロフを日常的に食べてもらいたい」と、炊飯器での試作を始めました。あとちょっと、というほんの少しの違和感が納得できず、すでに何度も作り直しているのだとか。料理が好きで教えるのも好きというディーリャさんらしいところです。しかし、短期間にプロフを何度も食べさせられるご家族は、さすがに飽きてしまって食べてくれなくなったのだとか。そこで、試食要員としてお招きいただいたというわけです。 

 

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日本で炊き込みごはんを作るときには、具は米の上にのせて炊きますが、プロフを鍋で作るときには肉やニンジンの上に米をのせて火にかけます。ビリヤニと同様に。炊飯器で、鍋で炊くのと同様の分量で作ってみると、米が固くて炊き直しが必要だったとか。炊飯器で指定された分量の水で炊くと、釜の底に汁がたまって、ごはんはべちょべちょに。日本の炊き込みごはんは、もち米を加えることもあるくらいで、しっとりもっちりした食感が好まれますが、プロフは、その出来上がりもビリヤニと似て、ごはんはパラパラと仕上げたい。その調整が悩みの種でした。 

 

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試行錯誤を繰り返し、僕が伺った時には、ほぼほぼパーフェクトでしたが、若干米に炊きむらがあって、口に入れると、ときたま芯を感じました。美味しいんですけどね。惜しい。 

 

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生真面目なディーリャさん、「また試作してみます。家族は気の毒ですけど」と、ネバー・ギブアップなご様子。最初から料理は上手だったけど、料理教室を始めた当初から見ている身としては、立派な料理研究家に成長したなー、とうれしく思いました。 

 

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そんなディーリャさんから、昨日「完成!」と聞きました。あのあとさらに2回も試作したのだそうです。近々その炊飯器で作るお手軽プロフも、クラスで教えるつもりでいるとのこと。鍋では、焦げたり、固かったり、みずっぽかったりと難しく、ちょくちょくチェックしてつきっきりで手間がかかるプロフが、誰でも失敗なく作れるようになるはずです。お楽しみに。 


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<文・写真 とらお>




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