具志堅良子さんの沖縄の食文化のお話 ~ 沖縄の豚
2019/04/06
沖縄と言えば「豚料理」のイメージが強いですが、
豚が沖縄で育てられるようになったのは、
ここ数百年のこと。
それまではヤマシシと呼ばれている
「琉球イノシシ」しか住んでいませんでした。
琉球王朝時代、中国は沖縄に昆布を求めておよそ300人の
使節団が定期的に訪れていました。
彼らをもてなすため、沖縄は中国から豚をもらい、
彼らをもてなすため、沖縄は中国から豚をもらい、
神々の島、久高島で以外で豚を育てはじめました。
またハワイに渡った沖縄の人々が食べ物にこまらぬよう豚肉を贈ったことで
普段の食事に欠かせない存在となったのです。
普段の食事に欠かせない存在となったのです。
ラフテーも、この時に、中国から「東坡煮(トンポーロ)」が伝えられ、
宮廷料理の一品になりました。
宮廷料理の一品になりました。
さて写真は「ミヌダル」というお料理です。
ミヌダルは「砂糖や醤油の入った黒ゴマダレに漬け込んで蒸した豚ロース肉料理」で、
その姿が蓑(ミノ)をまとって見えるということから、
この名前になったと言われています。
その姿が蓑(ミノ)をまとって見えるということから、
この名前になったと言われています。
琉球王国時代、東道から(遠方から来た来客)のお客様に
「五段のお取持(東道盆)」という六角系の漆器の箱にはいった器に7種類の
「五段のお取持(東道盆)」という六角系の漆器の箱にはいった器に7種類の
宮廷料理を盛り付けて、もてなしていました。
あっさりしているので、一度食べるとクセになるという人も多いです。


