ルシオメキシコ料理教室

{写真:まりこ}
ルシオのメキシコ料理教室に夕方から顔を出しました。
ルシオクラスには3人のまりこさんが代わる代わる訪れる。
「同じ名前が多いのでニックネームが必要!」
ということで、いつも綺麗な写真をとってくださるまりこさんが「組長」と呼ばれている事実を入手。早速「組長」使いまわし。なんか組長と呼ぶとそれらしい風格が出てくるから不思議だ。
今日来たもうひとりのまりこさんは、スペイン語も英語も堪能。ルシオが作り置きしていたブラックモレの作り方を克明に聞かれていたとのことでレシピをぜひおくってくださいましーとみんなで頭を下げる。
みんなに聞いてみた。「ねえねえお料理をする人、食べたい人どっち?」
する人3名、食べたい人5名
ホームステイ感覚で各国のお母さんから出してもらうお料理をぱくぱくと食べたくなる、そんな人も多く来る。
特にメキシコ料理は世界の中でもお料理にかける時間は最長の部類。ついこの間までシンデレラが炊事をしていたような大きな台所がメキシコの大農家には必ず1つしつらわれていて、末娘はお母さんが亡くなるまで結婚をしないでお料理を作り続けるという文化が存在した。末娘はそれしかやることがないし、煮えきれない恋をするパワーを全部料理につぎこんできたわけで、そこで一品に付き半日から数日かけて作るという文化が生まれた。
それを教えてくれるのがルシオ。驚くほど手間と時間がかかる。
本当のメキシコ料理なのだ。
そして人生の全てを料理につぎこんできたメキシコの末娘達が作り上げた文化を1回で作れるようになる。というのは手っ取り早い話しかなりの語学力と腕前がないと難しい。
しかし日本にあるメキシコレストランでさえなかなか作らない本物の料理を生で見れるという貴重な時間と体験はこの場でしか味わえない。
その貴重さが彼女の人気をさらに白熱させたものとなっている。
今回のメインはブラックモレ「グアジロソース」を添えた海老とサボテンの料理「Shrimp tenochitlan」をいただいてきた。
サボテンは酢漬のものを使用し、味は山菜に良く似ている。グアジロソースはビターな味わいでしっかりと身のしまった海老に良く似合う。
メキシコの末娘達のお話を読んでみる